当院の部門について

中央放射線部

概要

中央放射線部では、X線を使用した種々の検査や磁力を利用したMRI検査、放射線科医による画像診断を行っています。

夜間・休日は当直勤務体制で24時間救急対応しています。

スタッフの人数は、放射線科医(常勤1名、非常勤4名)、診療放射線技師(常勤13名、非常勤1名)です。

磁気共鳴専門技術者、X線CT認定技師、検診マンモグラフィ認定技師が在籍し、患者様に質の高い検査を提供できるよう、スタッフ一同日々研鑽に励んでいます。

機器紹介

MRI撮影装置

Siemens社 MAGNETOM Lumina 3.0T

MRI撮影装置の画像

強い磁石と電波を利用して画像を作成します。放射線を使用しないため放射線被ばくの心配はありません。頭部・脊髄・軟部組織や、造影剤を使用しない血管の3D画像を撮像することができ、各疾患の診断に利用されています。

CT撮影装置

Canon Aquilion Prime SP(80列)

CT撮影装置の画像

X線を回転させながら照射し、体の輪切りの画像を作成します。頭部から足先まで全身の検査に使用しています。マルチスライスCTにより広範囲を短時間で撮影することが可能です。また、得られた画像データをもとに3D画像(骨や血管)を作成することもできます。

マンモグラフィ撮影装置

Fujifilm社 AMULET Innovality FDR-3500

マンモグラフィ撮影装置の画像

視触診やエコー検査では見つけにくい早期の乳がんの発見に大変有効な検査です。

当院のマンモグラフィ撮影は、検診マンモグラフィ認定を持つ女性技師が行っています。

骨塩定量装置

東洋メディック HOLOGIC Discovery QDR SERIES

マンモグラフィ撮影装置の画像

骨の密度を測定する装置で、骨粗しょう症の診断に有用です。当院ではDEXA法にて検査を行っており、DEXA法は他の測定方法に比べ測定誤差が少ないとされています。

透視撮影装置

Canon社 ZEXIA

透視撮影装置の画像

デジタルX線システムとも言い、X線を動画で撮影可能な装置です。胃のバリウム検査や、関節や腸などの動きを見ながらの撮影、飲み込みの検査(嚥下造影)など、様々な検査や処置に使用しています。

透視撮影装置

島津社 SONIALVISION G4LX

透視撮影装置の画像

当院では主に血管造影検査に使用しています。(TACE、埋込式リザーバー留置術)

そのほかに、透視下での内視鏡検査・処置等も行っています。(ERCPなど)

外科用X線撮影装置(Cアーム)2台

Siemens社 Cios select FD

外科用X線撮影装置(Cアーム)の画像

GE Healthcare社 OEC9900

外科用X線撮影装置(Cアーム)の画像

主に整形外科の手術中イメージや、泌尿器料の膀胱・尿管イメージに使用しています。

一般撮影装置 3台

ポータブルレントゲン装置 3台 (うちFPD2台)

一般撮影装置の画像

一般撮影装置ではフラットパネル(FPD)を導入しており、低被ばく高画質の画像を提供しています。ポータブルレントゲン装置においてもその場での画像確認や送信が可能となっています。

地域医療貢献

近隣の開業医(クリニック)からのCT、MRI検査をお受けしております。詳しくはお電話にてお問合せください。

医療者向け検査依頼手順

お問合せ先

中央放射線部
TEL:096-380-0160(直通)
FAX:096-380-1150

総合リハビリテーション部

概要

理念

生活の質の向上を目的とした、心と心をつなぐリハビリテーションの提供を行い、地域に貢献する。

基本方針

(亜)急性期から回復期、療養期、在宅まで一貫したリハビリテーションサービスを行います。

常に向上心を持ち、専門家としてレベルの高い技術で取り組みます。

地域の皆様とコミュニケーションを図り、常に信頼されるよう努力します。

スタッフ

リハビリテーション科専門医師:2名 / 理学療法士(PT):108名 / 作業療法士(OT):34名 / 言語聴覚士(ST):19名

※令和5年12月1日現在

施設基準

〈疾患別リハビリテーション〉

脳血管疾患等リハビリテーションⅠ、運動器リハビリテーションⅠ、呼吸器リハビリテーションⅠ、心大血管等リハビリテーションⅠ、がんリハビリテーション

地域活動

  • ・熊本市地域密着リハセンター登録
  • ・介護予防・地域サロン・院内健康教室・糖尿病健康教室

各療法について

理学療法(Physical therapy)とは

理学療法の画像

ケガや病気などで身体に障がいのある人や障がいの発生が予測される人に対して、運動療法や物理療法、装具療法などを用い、基本的な運動能力の改善を目指し治療を行っていくものです。

自立した日常生活が送れるよう患者さん一人ひとりに“マンツーマン”で“オーダーメイド”のリハビリテーションを提供いたします。また、ご家族への介助・介護指導や、退院へ向けた外出訓練も行い、ご相談もお受けいたします。

〈リハビリテーション室〉

リハビリテーション室の総面積は634m²(本館2階、新館1階)で、入院・外来の患者様のリハビリテーションを行います。科学的根拠に基づき、簡単かつ安全に質の高いリハビリテーションを行います。

〈心臓リハビリテーション室〉

心臓リハビリテーション室の画像

心臓リハビリテーション(心臓リハビリ)とは、心臓病の患者さんが、体力を回復し自信を取り戻し、快適な生活や社会生活に復帰するとともに、再発や再入院を防止することを目指して行う総合的活動プログラムのことです。内容として、運動療法と学習活動・生活指導・相談(カウンセリング)などを含みます。心臓リハビリでは、専門知識を持った多くの専門医療職が関わって、患者さん一人ひとりの状態に応じた効果的なリハビリプログラムを提案し、実施します。

〈運動療法〉

〈物理療法室〉

作業療法科

作業療法(Occupational therapy)とは

作業療法の画像

日常生活動作、仕事、趣味、遊びなど、人の生活全般に係る諸動作を「作業-Occupation-」と言います。

これらの作業に含まれる多くの動作を使って、身体機能、認知機能、精神機能に働きかけを図る為に、治療、訓練、援助及び指導することを作業療法といいます。

自動車運転支援

自動車運転支援の画像

作業療法士を中心に自動車運転支援チームを立ち上げ、高齢者や障害がある方の自動車運転支援や地域での移動支援を行っています。令和4年3月よりドライビングシミュレーター(HONDAセーフティナビ)を導入しており、より実践的な評価・訓練が行えるようになりました。

言語聴覚療法科

言語聴覚療法科の画像

私たち言語聴覚士(Speech Language Hearing Therapist)はコミュニケーションや食べる障害に対応します

病気や交通事故などで言語、聴覚、発声・発音、認知などコミュニケーションに関係する機能が損なわれ、ことばによるコミュニケーションに問題が生じた方に対して検査・評価を実施し、言語機能の改善を促進する訓練やコミュニケーションの実用化を図る訓練、助言、その他の援助を行い、自分らしい生活を構築できるよう支援します。

飲み込みに問題のある方に対して検査・評価、嚥下訓練、助言を行います。必要に応じて耳鼻科医とともに嚥下内視鏡検査(VE)・嚥下造影検査(VF)を実施し、評価に基づいて適切な食事形態や姿勢などの調整を行い、より安全に楽しい食事時間が提供できるよう支援します。

嚥下訓練にはのどの感覚を改善させる干渉波電流型低周波治療器(ジェントルスティム)も導入しております。

口から食べられなくなった方に対してもご本人やご家族らの気持ちに寄り添い、少しでも味を楽しむ方法を検討するなど可能な範囲での取り組みに努めています。

教育システム

キャリア・クリニカルラダーに準じて、医療人としての基礎知識の習得、他部署の業務経験を通して、社会人・当院の職員としても意識を高めていきます。

新人教育プログラム

キャリア・クリニカルラダーに準じて、医療人としての基礎知識の習得、他部署の業務経験を通して、社会人・当院の職員としても意識を高めていきます。

職種別勉強会

OJTを中心にPT・OT・ST別に症例検討や伝達講習を実施しています。

他病院・施設研修

聖ヶ塔病院(熊本)、ちゅうざん病院(沖縄)、宜野湾記念病院(沖縄)

臨床工学部

臨床工学技士は医療機器の専門医療職です。院内で医師・看護師や各所の医療技術者とチームを組んで生命維持装置の操作などを担当しています。また、医療機器がいつでも安心して使用できるように保守・点検を行っており、安全性確保と有効性維持に貢献しています。

スタッフ構成

臨床工学技士:16名

  • 血液浄化・医療機器管理部門:11名
  • 内視鏡部門:3名
  • 手術部門:2名

血液浄化業務

体内に溜まった老廃物などを排泄あるいは代謝する機能が働かなくなった場合に行う治療で血液透析療法、腹膜透析や難治性腹水に対するCART(腹水濾過濃縮再静注法)など、様々な血液浄化療法が存在します。

臨床工学技士は穿刺や機器操作、保守・点検を行います。また、機械だけでなく看護師と連携してフットケアー、シャント管理なども積極的に行っています。

呼吸治療業務

肺の機能が働かなくなり、呼吸が十分に出来なくなった患者さんには呼吸を代行するための人工呼吸器という装置が装着されます。

その際、臨床工学技士は人工呼吸器が稼働している場所へ行き、安全に装置が使用されているか、また、装置に異常がないかなど確認します。

人工呼吸器のメンテナンスも行っています。

医療機器管理業務

医療機器を安全に使用できるように、また、機器の性能が維持できるように保守・点検を行います。

また院内の医療機器を一括管理し、効率的で適切な運用ができるようにしています。

内視鏡業務

視鏡検査・治療の介助スタッフとして安全に検査・治療が行えるようサポートを行っています。

また使用機器の点検だけでなく、洗浄や管理を行っています。

手術室業務

手術室には大小合わせて医療機器が数多く存在します。手術の内容により使用される機器は多種多様であり、手術が円滑かつ安全に行われるように臨床工学技士は、その手術室の広範な医療機器の操作や事前の管理を行います。

中央手術部

中央手術部は中央手術室と中央材料室と構成され、本館3階にあります。

中央手術室

各診療科医師と麻酔科医師、看護師、臨床工学士などの医療スタッフにより、安全で安心できる手術の提供に努めています。

一般手術室が3部屋、人工関節置換術を行えるバイオクリーンルームが1部屋あります。

麻酔科管理症例では麻酔科医による術前・術後診察、看護師による手術前訪問を行い、麻酔や手術室の環境に対する疑問にお答えし、不安を緩和できるように努めています。

手術室に入られるときに、リラックスできるように音楽をかけています♪ ご希望の音楽をおかけしますので、手術時にはCDなどをご持参ください。

主に行っている手術(年間手術件数575件/令和4年度)

〈整形外科〉

骨折手術(四肢、大腿骨、鎖骨など)、人工骨頭挿入術(股)

〈外科〉

腹腔鏡下手術(胆石、虫垂炎、鼠経ヘルニアなど)、消化器がん手術(病状に応じて腹腔鏡下手術か開腹手術)

〈脳神経外科〉

脊椎手術、慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術

〈泌尿器科〉

前立腺針生検、膀胱悪性腫瘍手術(TUR-Bt)

〈耳鼻科〉

扁桃摘出術、声帯ポリープ切除術(LMS)、副鼻腔手術(ESS)

〈眼科〉

白内障手術、翼状片手術

〈消化器内科〉

肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法、腹腔・静脈シャントバルブ設置術

中央材料室

病棟や外来、手術で使用する器材の洗浄・消毒・滅菌を行い、清潔な機材の提供に努めています。病棟や外来での一次洗浄は廃止しており、使用した機材はすべて中央材料室に回収して、洗浄しています。

保有機器

〈洗浄機〉

ウォッシャーディスインフェクター 1台 / 超音波・ウォッシャーディスインフェクター 1台

〈滅菌機〉

高圧蒸気滅菌機(オートクレーブ) 2台 / エチレンオキサイドガス滅菌器 1台

健康診断部

精密検査について

当院では健診を受けた後の、要精密者の受診を促す取り組みを行っています。

健診結果で、要精密となった方には精密検査受診の案内を同封しています。検査結果の内容によっては当日精密検査のご案内をお渡しする場合もあります。

通知が届きましたら、出来る限り早めに再検査・受診をしてください。当院を受診された場合、再検査の結果が健診へ報告されます。3ヶ月を目安に結果の報告がない受診者を対象に、他院の受診の有無または放置されていないかを確認するためお問い合わせさせていただくことがあります。

熊本健康アプリについて

熊本市で継続的に健康作りができる環境づくりの一つとして、「健康ポイント事業」の試行運用が始まりました。

当院で健康診断やがん検診を受けた方にはポイントがつきます。

対象健診

特定健康診断・人間ドック・職場健診・胃がん健診・大腸がん検診・乳がん検診

対象者

満18歳以上
熊本市に居住、または通勤・通学されている方

方 法

  1. アプリの無料ダウンロードを行う
    (QRコードは当院1階受付又は健診受付にあります)
  2. アプリを起動し健康セルフチェックを入力
  3. 当院で健診を受けたあと、ポイントのQRコードを読み取りポイントを獲得する
  4. ポイントを貯め、熊本市より特典を受ける

ご不明な点は健康診断部までお問い合わせください。

お問い合わせ

平日(月~金曜日) 11:00~17:00

土曜(第2・第4土曜日) 8:30~12:00

西日本病院 健康診断部

TEL:096-380-0540(健診部直通)

FAX:096-380-0528(健診部直通)

地図の画像
消化器病センター 外観の画像

※健診センターは令和2年8月1日より、新設された 消化器病センターの1階に移転いたしました。上の案内図をご参照ください。

薬剤部

方針

理念

当院理念の「あたたかく心の通う医療を目指し、地域に貢献する」に則り、薬剤の専門として医薬品の適正管理・適正使用を通して、安心・安全な薬物治療を提供することで、患者さまの健康に寄与する

スタッフ

常勤:15名(うち関連病院への派遣2名/産休育休4名)

非常勤:5名

薬剤助手:2名 (2024.3現在)

〈資格取得者数〉

日本化学療法学会認定 抗菌化学療法認定薬剤師:1名

日本薬剤師研修センター 実務実習指導薬剤師:1名

熊本地域糖尿病療養指導士認定委員会 熊本地域糖尿病療養指導士:1名

日本循環器学会 心不全療養指導士:1名

部の取り組み

薬剤師は臨床現場において、薬物療法を安全かつ効果的に実施する上で重要な役割を担っています。当院では病棟業務に力を入れており、全病棟に担当薬剤師を配置し、薬剤の管理は薬剤師が中心となって行っています。

また、チーム医療の一環としてNST委員会、感染対策委員会、褥瘡対策委員会、緩和ケア委員会、がん化学療法委員会、糖尿病委員会、心血管ケア委員会など様々な委員会で活躍しています。

薬剤についての情報を他のメディカルスタッフに提供し、安全かつ有効な薬物治療に貢献できるよう日々努めています。

情報【薬剤部門】

調剤業務(内服薬・外用薬・注射薬)

当院ではオーダリングシステムを導入しており、発行された処方箋にもとづいて電子カルテで、病名、検査値、薬歴、副作用症状、併用薬の確認、投与期間などを確認することにより薬剤が安全かつ有効に使われているかチェックします。また、注射剤の調剤も同様に処方箋にもとづいて調剤しています。組み合わせに注意が必要な注射剤の確認、点滴速度・投与ルート、薬剤の安定性など、さまざまな項目をチェックしています。 1名

無菌調剤(TPN・抗がん剤)

食事を経口摂取できない患者さんは、TPN(中心静脈栄養)によって栄養管理を行うことがあり、このための高カロリー栄養輸液を当院薬剤部で調製しています。TPN調製では、無菌室内のクリーンベンチにおいて無菌的に操作を行うとともに、組成のチェックや医師・看護師への情報提供を行い、安全かつ効果的な栄養療法の実施に貢献しています。

また、当院では入院・外来患者様の抗がん剤の混合調製も行っています。抗がん剤による治療は、レジメン(治療計画)に基づいて適切かつ安全に行う必要があるため、治療スケジュールの管理や検査値、投与量、投与速度、投与期間などをチェックし調剤しています。また抗がん剤を調製する際は、調製者への暴露を避けるため、マスク、ガウン、フェイスシールドなどの防護具を着用し、安全キャビネット内で調整を行っています。

病棟業務

全病棟に薬剤師が常駐しており、持参薬鑑別、病棟配置薬の管理、薬剤管理指導、内服薬のセット、処方変更への迅速な対応などの処方支援を行っております。病棟に薬剤師が常駐する事で医療安全及び薬物療法の質の向上、不必要な薬剤費の削減に貢献しています。

また,入院患者様のベッドサイドへ訪問し、薬剤の効果や使用方法、使用上の注意点の説明を行っており、患者さんからの薬剤に関する不安や疑問にもお答えしています。医師や看護師との連携、検査値の把握などを行いながら、積極的な疑義照会、処方提案、処方整理など行っています。

医薬品情報管理

医薬品に関する情報の収集・評価・管理を行っています。院内各部署からの問い合わせの対応や院内における定期的な医薬品情報の提供を行い、医薬品使用に際しての安全管理に努めています。

実習生受け入れ

H22年より6年制薬学部の実務実習がスタートし、当院では毎年薬学実務実習生を受け入れています。

実績(2022年度)

院内処方箋枚数(入院) 2168枚/月

院外処方箋発行率 98.2%

薬剤管理指導件数 155件/月

抗癌剤無菌調製件数 13件/月

TPN無菌調製件数 89件/月

学会演題発表

  • ・第59回日本糖尿病学会九州地方会
  • ・第65回日本糖尿病学会総会
    「当院看護師を対象としてシックデイの理解度及び患者対応に関する調査」
    「当院外来通院中の糖尿病患者を対象としたシックデイ理解度調査」
  • ・第69回日本化学療法学会西日本支部総会
    「当院におけるテイコプラニンの初回トラフ濃度と副作用発現の実態調査」

院外研修発表

  • ・熊本県病院薬剤師会 令和3年第3回感染制御研究会研修会
    「当院におけるテイコプラニンの初回トラフ濃度と副作用発現の実態調査」
  • ・熊本県病院薬剤師会 令和4年第5回感染制御研究会研修会
    「当院の新規AMR対策に関する取り組みと課題について」
栄養部

理念

温かく心の通う食事を提供し健康の維持回復に努める

スタッフ

栄養管理部門:管理栄養士9名

給食管理部門:給食会社へ全面委託

お食事について

配膳時間

朝食 7:30
昼食 12:00
夕食 18:00

※病棟により15分前後異なります。

当院は、入院時食事療養(Ⅰ)の届出を行っており、管理栄養士によって管理された食事を適時、適温で提供しています。

当院で提供している
お食事のご案内

毎食、トレーには患者様のお名前と献立を表示したカードをお付けしています。
退院後の食事の参考にしていただけるようにしておりますので、ご自由にお持ち帰り下さい。

緩和ケア食:すまいる食

終末期の患者様には“食べる楽しみ”を感じていただくため、個別対応のお食事「すまいる食」を提供しています。

そのほか、年間26回の行事食や、長期入院されている方へのお誕生日カードの提供、食事嗜好調査などを行っております。

入院患者様の栄養管理

各病棟に担当管理栄養士1名を配置しております。
お食事のご相談があれば気軽にお声掛けください。

各病棟カンファレンス・チーム医療への参加

管理栄養士は各病棟のカンファレンスやチーム医療へ参加しています。患者様の状態に合わせた食事内容の提案や栄養補助食品の紹介、説明、経腸栄養法などの栄養管理の提案をしています。

栄養指導について

個人栄養食事指導

普段の食生活を聞き取り、現状の問題点を把握して、食事療法をできることから実施していただけるように指導しています。

医師の指示に基づき行っておりますので、栄養指導を受けたい方は主治医にご相談ください。

〈お問い合わせ先〉

診療部 栄養部
電話:096-380-1111(代表)

  • ※原則予約制です。
  • ※予約変更については、前もってご連絡下さい。

集団栄養食事指導

月に1回、集団栄養食事指導を行っています。
初めて食事療法の話を聞く方でも、わかりやすいように基本的なことからお伝えしていきます。

  • 日 時:第4月曜日 14:00~15:00
  • 場 所:本館2階 栄養相談室
  • 指導時間:40分程度
  • 対 象:本人及び家族
中央検査部

臨床検査は診断の決定、治療効果の判定、経過観察等に必要な役割を担っており、私達、臨床検査技師は正確、迅速に対応出来るよう日々努めています。

生理機能検査

訪問看護の画像

生理機能検査部門は身体に直接触れて検査します。

電気生理学的検査

〈心電図〉

検査室(脳波・エコー・心電図)受付の画像

安静時心電図、負荷心電図(エルゴメーター、マスター負荷試験)、24時間心電図

〈肺機能検査〉

肺の機能を測ります。

〈呼気流率検査〉

嗄声等の音声障害について声門抵抗など声門の状態を診ます。

〈ABI(血圧脈波伝播検査)〉

血管の弾力性、動脈硬化の進行の程度を推定します。

〈脳波検査〉

てんかん、意識障害、けいれん発作などを調べます。

画像検査

〈超音波検査〉

超音波検査の画像

領域:心臓、腹部、乳腺、甲状腺、血管(頚動脈、下肢動静脈)、体表、造影超音波検査等

1泊入院検査

睡眠時無呼吸検査:睡眠中の状態を記録します。

検体検査

検体(血液)受付の画像

検体検査部門は人体から採取した尿、血液等の検体を検査します。

〈尿一般検査〉

尿中の成分を測定します。

〈全血球検査〉

全血球検査の画像

血液内の赤血球や白血球などの数や大きさなどを測定します。

〈生化学、免疫検査〉

生化学、免疫検査の画像

血液内のブドウ糖やたんぱく質などの成分を測定します。

〈細菌検査〉

血液や尿など患者さんから採取された検体を用いて、細菌の有無を調べます。又、存在する細菌がもつ薬剤への感受性なども測定します。

〈病理検査〉

臓器の組織、細胞など顕微鏡を使って観察します。

〈輸血検査〉

輸血を行う患者様と輸血パックが適合するかを判定します。

地域医療連携室

概要

地域の皆様に開かれた病院として、地域で安心して生活できるよう、入院・外来を問わずご相談をお受けしております。(場所:本館2階:エスカレーター上がって左)

「入院・転院の相談」「退院後の生活について」「介護保険や福祉制度の紹介」「医療費の支払い等の心配ごと」「病気についての心配・不安がある」など、お困りのことがございましたら、地域医療連携室へご相談ください。

ご相談について

ご相談は無料です。

ご相談内容につきましては、秘密を厳守しております。

なお、ご相談の内容によっては、専門のスタッフ、関係機関をご紹介することもできますので、安心してご相談ください。

入院中の患者様につきましては、病棟担当のソーシャルワーカーが対応させていただいております。

医療機関、施設の皆様へ

〈入院患者さんをご紹介いただく流れ〉

  1. まず当院「地域医療連携室」へご連絡ください。

    地域医療連携室 tel:096-380-0531
  2. ご希望の入院日によって受付窓口をご紹介します。

    当日入院の場合:外来師長にて受付 当日以外の入院:地域医療連携室にて受付
  3. 当院内で協議をいたします。

    院内協議にて受入検討
  4. 入院可能・不可能の旨、ご連絡いたします。

内視鏡検査室

内視鏡検査室のご案内

内視鏡検査医

常勤検査医 8名(うち視鏡専門医 3名(うち指導医 1名))

外部委託検査医 3名

内視鏡スタッフ

看護師 4名 (うち内視鏡技師1名)

准看護士 1名

臨床工学技士 3名

CW 1名

内視鏡検査室の取り組み

内視鏡検査・治療が安全に行われるよう、健診部・外来・病棟・地域連携部の多職種と情報の連携を行うよう努めています。

当院での検査実績<R5年>

〈胃内視鏡検査:年間検査件数〉

約3900件(企業・ドッグ健診・熊本市胃癌検査含む)

〈大腸内視鏡検査:年間検査件数〉

約550件(企業・ドッグ健診含む)

〈特殊治療〉

ERCP(54件)、食道ESD(1件)、胃ESD(5件)、胃EMR(4件)、大腸EMR(50件)、十二指腸EMR(1件)、胃瘻造設(47件)、EVL(7件)、止血処置(19件)、異物除去(2件)、TACE(14件)、リザーバー(10件)、RAF(13件)、APC(7件)、食道バルーン拡張(9件)、胃・十二指腸ステント術(1件)、大腸ステント留置術(6件)

胃内視鏡検査

  1. 検査前にトリアージを行い安全に検査が受けられるよう、問診・同意書の確認歯列確認等を行っています。
  2. ラウンジ(待合室:男女別々)で待機してもらい順番に検査室へ案内し検査を実施します。
  3. 終了後は回復室(男女別々)にて1時間程度、休んで頂きます。
  4. 覚醒後、検査医または主治医より結果説明を受けた後、帰宅となります。

大腸検査

  1. 男女別々のラウンジにて午前中は下剤服用(サルプレップ480ml)の前処置があります。
  2. 排便時のトイレは個々専用のトイレを使用して頂きます。
  3. 検査時は専用の検査着を着用して頂きます。
  4. 検査後は回復室(男女別々)にて1時間程度休んで頂きます。
  5. 覚醒後、検査医または主治医より結果説明後帰宅となります。

※胃カメラ検査、大腸カメラ検査を同日実施可

特殊治療

病状に応じて外来または入院にて治療を行います

検査対応時間

月曜日~金曜日(9:00~17:30)

第2/第4土曜日(企業健診・ドックのみ)緊急検査・処置対応あり

当院では、鎮静剤希望の方には検査直前に使用し安心して検査が受けられるように取り組んでいます

学会への参加

  • 日本消化器内視鏡関連学会
  • 内視鏡検査技師
  • 九州消化器内視鏡技師会/日本消化器内視鏡技師会
臨床心理室

理念

こころに関する様々な問題について、お話を聴き、寄り添い、その人らしくいられるようサポートします。

日々心理に関する知識や技術の研鑽に努めます。

スタッフ

公認心理師・臨床心理士 1名

取り組み

主治医の指示のもと、心理面接、家族ケア、各種心理検査などを実施、緩和ケアチームの一員としての活動もしています。また、職員のメンタルヘルスケアも行っています。

病気や怪我により、身体だけではなく心の不調もあらわれることがよくあります。その心の在り方は人それぞれ違い、また、同じ人でも昨日と今日では全く心の状態が違う、ということもあります。その時々で変化する複雑な心の状態に寄り添い、一緒に悩み考えながら、皆様が皆様らしく過ごせるよう、お力になれたらと考えています。