Coolief(クーリーフ)疼痛管理用高周波システム
当院では、このたび末梢神経ラジオ波焼灼療法「Coolief(クーリーフ)疼痛管理用高周波システム」を導入しました。
Coolief(クーリーフ)疼痛管理用高周波システムとは
ひざの痛みに対する新たな治療法です。
- 従来の治療で効果が得られなかった方や、手術を避けたい方に適した新たな治療法です。
- 短時間で治療が完了し、身体への負担が少なく、日常生活への早期復帰が可能です。
対象となる方
- 変形膝関節症と診断された患者さんの中で、お薬やヒアルロン酸注射などの治療を行っても痛みが軽減しない方
- 持病やご高齢であるために人工関節置換術などの手術が受けられない方
- 仕事や家庭事情にて長期間お休みすることが難しい方

Coolief(クーリーフ)による膝の痛みの治療
Coolief(クーリーフ)は、冷却技術と高周波エネルギーの組み合わせによる治療法で、痛みを伝える神経を一時的に遮断し、痛みを軽減します。

治療の特徴
- 局所麻酔を行った後、特殊なプローブで高周波を流しターゲットとなる神経を焼灼します。
- 処置は、準備を含め1時間以内で終了します。
- 痛みの軽減効果は、治療後(数日から数週間以内)に現れ長期間持続します。持続期間は最短11ヶ月、最長2年とも言われています。

Coolief* 疼痛管理用高周波システムは、超音波エコー下で左図の3つの膝神経をターゲットに、変形性膝関節症に伴う疼痛治療を行います。
※診断用神経ブロックも同様のターゲットに対して行います。

期待される効果
変形性膝関節症による痛み軽減が期待できます。
- 海外の臨床試験では、治療6か月時点で、治療前と比べて痛みを感じる程度が50%減った患者さまの割合が、74.1%でした。
- 従来の治療法であるステロイド関節注射と比較しても効果的であったことを示しています。
※効果には個人差があります

治療費用
Coolief(クーリーフ)治療は保険適用です。
患者様の自己負担額は保険の種類や年齢によって異なります。
詳細はお問い合わせください。