CT検査を受ける際のご注意
概要
CTとは、ComputedTomography(コンピューター断層撮影)の略称です。X線を360度回転させながら照射し、人体を透過したX線の強弱をデータ化し、体の輪切りの画像を構成していきます。
CT検査には、単純撮影と造影剤を使用した造影検査があります。造影検査は血管や病変をより詳しく調べるために、造影剤を静脈から注入して検査します。
CT検査の注意事項
下記に該当する方は、検査を受けられない事があります。事前にお申し出下さい。
- 妊娠中、または妊娠の疑いのある方
- 脳深部刺激装置を使用している方
- CT検査予定の数日前に、バリウムを使用した検査を受けられた方
(腸内に残っているバリウムにより、CT画像に影響を及ぼします)
単純検査の患者様
検査当日の食事
- 腹部CTの方
午前の検査・・・朝食は絶食
午後の検査・・・昼食は絶食(朝食は8時頃までに済ませて下さい)
※お水やお茶は飲まれても良いです。
(但し、ジュースや乳製品は除く) - 腹部CT以外の方
普段通り食事をされて構いません。
検査時間10分程度です。検査終了後普段通りで構いません。
造影検査の患者様
造影検査をお受けになる方で、下記の項目に当てはまる場合は、造影剤を慎重に投与が必要、もしくは、使用しない場合もありますので、検査前にお知らせ下さい。
- ヨード又は、ヨード造影剤に過敏症の既往歴がある方
- 甲状腺疾患がある
- アレルギーがある
- 喘息がある
- 腎臓の病気がある
- 糖尿病のお薬を飲んでいる
服用されてるお薬についての注意
服用されているお薬がありましたら、事前にお知らせください。
※ご注意
ビグアナイド系糖尿病用剤とCT検査で使用されるヨード造影剤は、併用により乳酸アシドーシスという重篤な副作用をきたすことがあるため、併用注意とされています。
ヨード造影剤を使用する検査では、ビグアナイド系糖尿病治療薬、ループ利尿薬、マニトール、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬鎮痛剤)などは造影剤検査前後2日間(検査日を含めて計5日間)休薬が必要となります。これらのお薬を飲まれている方は、事前にお申し出下さい。
授乳をされている方へ
造影検査後48時間は授乳はお控えください。
▷検査当日の食事
午前の検査・・・朝食は絶食
午後の検査・・・昼食は絶食(朝食は8時頃までに済ませて下さい)
お水やお茶は飲まれても良いです。(但し、ジュースや乳製品は除く)
▷造影剤検査時
造影剤を注入するときには、体が熱くなりますが正常な反応ですので、心配はいりません。造影剤投与後、気分不良の時はすぐにお知らせ下さい。
▷検査時間
20分程度です。
▷検査終了後
造影剤は尿中に排泄されますので、検査後は水分を多目(500ml程度)に摂るようにして下さい。
(水分摂取の制限のある方は、主治医の指示に従って下さい)
検査終了後、数時間から数日後に蕁麻疹、発疹、かゆみ、吐き気、頭痛などの症状が見られましたら、病院にご連絡下さい。096-380-1111(代表)